子どもちに潜む危機!~ロコモティブシンドローム予備軍~
皆さん、こんにちは。
アクア・子ども体育教室「からだの森」の岡田です!
今、子どもたちの体に異変が起こっているといわれています。通称「子どもロコモ」です。
現代の子どもたちの傾向として、①過度な運動量によって起こる運動機能障害、②運動不足によって起こる運動機能障害の二極化が見られています。
①過度な運動によって起こる運動機能障害の場合、例えば週に2日~3日程、一週間で10時間以上、習い事のサッカーに打ち込んでいる運動量の多いお子様がいます。
日々の練習で筋力や持久力が鍛えられ、運動神経も高いと思われます。しかし、ふくらはぎや太ももの筋力が過度についてしまい柔軟性が損なわれてしまっていたのです。
また、サッカーではあまり腕を使っていなかったために腕の筋力が弱いままになってしまい、足は筋力が強いが腕は弱いといった、全身の運動機能のバランスに偏りが生じている状況が考えられます。
(NHKクローズアップ現代の検証から引用)
②運動不足によって起こる運動機能障害の場合、ゲームや携帯、ネットなどの影響により室内で過ごす時間が多くなり、必要運動量に達していないことが考えられます。
そのことにより、使われない筋肉はどんどん固まっていき柔軟性が損なわれたり、日常生活を過ごすだけでも疲れやすい体になっていきます。
上記で挙げた①と②の状態を放置してしまうと、将来ロコモティブシンドロームになるリスクが高くなるのです。
『あなたはできる?ロコモ予備軍チェック!』
(NHK「らいふ」から引用)
1、片足立ち
左右5秒以上ふらつかずにバランスをとれているか確認しましょう。
2、しゃがみ込み
かかとをしっかり地面につけた状態で、最後までしゃみます。途中で止まってしまわないか、後ろに転倒してしまわないか、かかとが浮いていないか確認しましょう。
3、前屈
まず、両手を垂直に上げてのびをした後、ゆっくり下へ前屈をしていきます。
両手を垂直に上げることができているか、前屈の際に膝が曲がっていないか確認しましょう。
4、グーパー運動
グーで肘を引き、パーをしながら腕を真っ直ぐ前に突き出します。
上半身をスムーズに動かせているか、パーをした際に手首と指がしっかり反れているか確認しましょう。
これらの項目が一つでもできなければ、ロコモ予備軍の可能性があります。
是非、一度チェックしてみましょう!
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