【レッスンエピソード】~前回りができた!!~

皆さん、こんばんは。
アクア・子ども体育教室「からだの森」の岡田です!

 

今回は苦手を克服することができた小学校1年生のお子様のエピソードをご紹介したいと思います。

 

お問い合わせの内容は、学校の体育の授業で鉄棒が始まるが前回りも出来ないため、指導してほしいというお悩みでした。

 

保護者様にカウンセリングを行ったところ、以下のようなご状況でした。

・何年か前は前回りが出来ていたが、急に怖くなってしまい出来なくなってしまった。
・運動全般に対して苦手意識が強く、出来ないと判断すると全くやらなくなってしまう。
・体育の授業が嫌で学校に行きたがらない状態だが、今回はお子様ご自身が「前回りができるようになりたい」と決意をし、お問い合わせをいただいた。

 

「体育の授業」「体操のレッスン」という場になると苦手意識があるお子様の場合、出来ないと恥ずかしい、失敗したらどうしようとプレッシャーを感じてしまいます。
ですが、運動が苦手なお子様でも「遊び」はみんな大好きです。

 

そこで、まずは運動遊びやコォーディネーショントレーニングを行い、プレッシャーを感じることなく運動ができる時間を作ったところ、とても楽しそうに取り組んでくれました。

 

次に前回りの練習ですが、前回りに対して恐怖心がある場合、原因のほとんどが鉄棒の上で頭を下げると落ちてしまうのではないかと考えてしまい、全身が緊張してしまうことにあります。

 

そこで、いきなり鉄棒は使わず、違うアプローチでいくつか運動を行い、頭を下にしても怖くないという意識をつくります。

 

頭を下にして怖くないという意識ができてきたら、鉄棒を使った練習に入ります。
ここでもいきなり前回りはせず、一番低い高さにしたり、台を使いながら段階的に練習し、少しずつ前回りの動きに近づけていきます。

 

そうした段階的な練習を経て、初めは恐怖心で体ががちがちになっていたご状況から、次第に恐怖心がなくなっていき、最終的には一人で前回りが出来るようになりました。

 

お子様は嬉しい気持ちと安心したご様子で、その後は「もっとやりたい!」と一人で何十回も回り続けていました。

「運動が苦手=運動ができない」というのは大きな間違いです!
そのお子様は運動が苦手なだけで、練習方法や環境、そのお子様の中にあるマイナスの意識を変えてあげることで、きっとできるようになります!

 

からだの森

http://karadanomori.net